偏差値ふぉーてぃー

教科書捨ててブログしてる偏差値40台の高校に通う高校生のブログ。

カネ臭いブロガーが増えていくことはある意味仕方がないこと

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シロクマ (id:p_shirokuma)さんが面白い記事を書かれていたので便乗というわけでもないですが一言。

先日もブロガーズフェスティバルにスタッフ参加したりなど、キラキラしたブロガーさんを見て感動しました。確かに、感動したのですがあたかもそれがブロガーにとっての真髄かのように語られている節があるのは否めません。

ノマドワーカーやブロガーという言葉が誕生して以来、そのような生き方をしたりお金を稼いだりしてキラキラすることが素晴らしいような風潮が強まりました。

私がキラキラしたブロガーさんやそうでないブロガーさんと関わってきた中で、どう感じているかを書いてみます。

ブログというのは知の体系だと思うんです。その中に、様々な情報が存在していて提供する側と提供を受ける側が居るというのは情報発信者なら誰でもわかっていることでしょう。問題は、何故キラキラしなきゃいけないのだという違和感と強迫観念のようなものが発生するかということです。

大きな問題はブログで飯が食えるという一種の価値観が根付いてきたからかもしれません。ヒカキン世代の子供らが動画サイトで飯が食えるということがわかると、我もと言わんばかりにこぞって市場へ参入しました。しかし、このことによって市場の全体としての価値は低くならざるを得ません。

極めてレベル高いブロガーというプレイヤーが一般への波及を促すと同時に多くのプレイヤーが参入します。ある程度のレベルが無数に生まれてきます。そこで得た知識を使ったり別のプレイヤーへ伝授していくとある程度のレベルがまた生まれます。

これを繰り返すことで、無意識的にレベルが低いところで満足度が最高潮に達している状態になります。つまりは、少しづつレベルが下がってきているわけです。生き残りをかけているというよりかは何となく残っていればいいという感覚のためでしょうか。

個人レベルの意見ですが、文章を書くことが好きで素直に書き続けてプロブロガーになられた方やデリカシーもありPV晒しや金勘定をせずに着実に力をつけてきた方も少なからず居ます。ただ、先ほどの話でレベルの低い人が次々参入してきてしまうのは、これだけ無数のプレイヤーが存在し成功例が増えてきたからとも言えます。

hase0831.hatenablog.jp

はせ おやさい (id:hase0831)さんが書かれたこの記事には、何故金勘定をしたりPVを晒したりするのかという疑問が書かれていました。

これも正解はありませんが、明確な目標が見えないプレイヤーなどが同じような仲間で成功例の模索を始めているように思えます。稼ぎたいのであれば、個人をブランディングしたりする方のほうがよっぽど有益のように思えますがそのような賢さがなければ小手先のテクニックが目標への近道だという風に錯覚しているのです。

これは質がどんどん下がっているのですよ。何か間違った方法論や企画を説いたり始めたりしたならばそれを疑問に思うよりも 正しいものだという風に思ってしまう人らがユーザーにせよプレイヤーにせよ大半を占めているという状況になってきているのです。

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

あざなえるなわのごとし (id:paradisecircus69)さんは記事の中で以下のように書かれています。

何の思考も持たない素人がそれを参考にする。

まさしくその通りです。しかし、この状況と連鎖はもはや止まらないのです。ただ、甚だ疑問に感じる文章がその文章の先に存在しています。

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この並びを見て読み手は、どう感じるだろう?

という文章とともに、読み手は間違いなく広告収入やPV目当てであったりその情報が本当かどうかを疑うのではないかという話が書かれています。しかし、実際のユーザーはそれを鵜呑にする可能性の方が高いです。

なぜなら、バイラルメディアに書かれた嘘の情報が本当の情報だと疑うことなく数万件とシェアされていく光景はネット大好き人間ならたくさん見てきたはずです。これはそうした意識が薄いからこそ起きているわけです。

素人が増えて、質が落ちていったり秩序のようなものが保たれなくなっていくことは当たり前の現象です。このカネ臭いブロガーが増えることに関しては、質が下がることを懸念する声もあれば逆にそれだけブログ界隈が盛り上がって潤いを見せているという証拠でもあります。

また、こういった記事を書く私らは狭い界隈で批判をするだけでいいのかという疑問もあります。ブログを書くというのは文章を書いて発信するということです。これについて、本質は何なのかを見極めるということを教えるのも多くのプレイヤーが楽しくブログを書き続けられる要因になるかもしれません。