自分なりの”量より質”を考えよう #ブロフェス2016
私のブログ初期衝動
ブログを始めたのは、2012年の4月1日と良く覚えている。
当時中学生ながら、iPhone 4Sを手にした私は、iPhoneの情報を中心に『Side of the apple』というブログを書き始めた。
当時iPhone 4Sを手にしている中学生ともなれば、ものすごく恵まれている環境にいることは良くわかる。一方で、学校はとてつもつまらなくて、いじめや嘲笑の対象にされてばっかだった。物はあっても、心ここに非ずといった状況だ。
だけど、ブログを書いてはレスポンスがもらえる環境が楽しくて、それだけはなぜか一生懸命に書いていた。
しかし、ある時からプロブロガーなるものが居て、そうした人がブログで収益を得ているということを知った。
その時移行、PVを意識し物を売るようなブログを書いていたと思う。相変わらずiPhoneは好きだったし楽しく書いていたわけだけど、常にPVをチェックしてGoogleアドセンスやAmazonの売上を気にしていた。
一時期は月間10万PVを超え、そういうブログを何年か書き続けていた。
しかし、やがてPVは減少してブログ暗黒時代へと突入してしまう。それはもう恐ろしいほどの暗黒っぷりで、ブログネタを探し回って記事を更新する、けれども、それは10PVにも満たない。そんなゴミのような記事を量産し続けていたのだ。
けれども、こんなことをしているうちに初期衝動を思い出した。
「みんなに自分の文章を見てもらいたいだけだし、なんだかんだ書いている自分は文章書くのが好きなんだな」
自分なりの質の高さ
ブロガーズフェスティバルで話した人の中には、今もブログを続けている人もいれば、どこかへ消えてしまった人もいる。様々な事情はあるだろうが、ブログに過剰な期待を膨らました人も少なくないと思う。
私もかつてはそうだった。
ビジネスとしてブログをスタートさせることはあまりにも難しいし、最初からマネタイズを意識してやるのであればかなり投資効率が悪い。そんなことをするのであれば、ブログではなくもっと別の手段を考えるべきだ。
いきなり、アフェリエイトを始めたって秒速で稼げないし、いきなり一眼レフを買って写真をブログにアップしまくったところで、人気ブロガーになれるわけではないことを知っておくべきだし、そこまで聞いている人も馬鹿じゃないと思う。
それに、過剰に突き動かされて自分のスタイルを変えたところで、それは自分じゃなくなってしまう。
「だったら、どうすりゃいんだよ」
ブロガーズフェスティバルのオープニングセッションで、ヨッピーさんが今メディア界隈で求められていることは『量より質』だと語っていた。
まさしくその通りで、登壇者も質が高い記事であったり、高品質な写真が評価されたからこそ、壇上に立っていたのだ。
話を聞きながら思ったのは、その話自体に意味がないんじゃなくて、無理に模倣しなくてもいいから自分なりに作れる質の高さを見いだせればいいのではないかと感じた。それが結果として、評価される時代なのだと思う。
仲間が繋いでくれるのだ
そして、何よりも大事なことは仲間を作ることだろう。
ためになる話を聞いて、それをひたすら試行錯誤し実践しているだけではとてもではないが楽しいとは言えない。自分を知っている仲間を作ることだろう。私が知り合った人たちはなんだかんだでブログを続けて、毎年ブロガーズフェスティバルで顔を合わせる人が多い。
それは、アクセス数や収益に心揺らいで続けているのではなくて、そこに仲間が居るからだ。みんなも、先人からもらった知識を今日のブログ界隈で強化される質に変化させ、仲間を持ってみよう。
私がブロガーズフェスティバルのスタッフなのも仲間が居て、私をスタッフという形で繋いでくれたからだ。
その先には、きっと楽しいブログライフが待っているに違いない。
あとがき
主催のまたよしれいさん、実行委員長の奥野さん、すべてのスタッフ・参加者のみなさん本当にありがとうございます。