偏差値ふぉーてぃー

教科書捨ててブログしてる偏差値40台の高校に通う高校生のブログ。

意識低い系の高校生たちが政治参加するのは今のままじゃ不可能

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実は少し前に取材ということで、18歳選挙に関する取材を受けさせていただいたのですが、高校生と政治をどう結びつけるかという話になりました。そこで、現役高校生であり、普通の高校生が周りに沢山いる私が高校生のリアルと政治参加について考えてみたいと思います。

世間のイメージ通りではない若者、政治参加の難しさと今の対策では抑えられていないところが沢山あります。

高校生の取り組みに思う

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そもそも、そんなことが馬鹿げた話なのです。このイベントにどんな高校生が来たのかものすごい気になりますね。写真を見ると、すごい真面目そうな人ばっかでもっと街に居るようなギャルとかパズドラばっかやってる人とか居ないんですかね。

行政の偉い人が参加したり、いろいろな学校から生徒が来たりっていうのは表面上だけで、実際のところ企画をすることや議論をしている自分たちに酔っているだけだと思います。
もちろん、政治や選挙について真剣に考え何かをすることには賛成ですが、やり方に問題があります。

先ほど挙げたように、行政の偉い人が参加したり、いろいろな学校から来たりというのはその身内で盛り上がっているだけで、外部にそれほどの影響力を与えているかというとはなはだ疑問です。

もしも、影響力を与えられているというのなら、今の高校生はもっと真剣に政治について選挙について考えています。ところが、相変わらず99パーセントくらいの高校生はそんなものに興味なくて、マックやスタバで喋っているほうが全然楽しいのです。だから、影響は永遠と1パーセントの集団のみにとどまり続けるわけです。

問題は、政治参加ということについての考え方だと思います。「高校生未来会議」なんていうがあったりしますね。だけど、そういったものをやればやるほど普通の高校生にとってはどんどん取っ付きにくくなり、政治参加について考えることができなくなってしまいます。

機会を与えるどころか、機会損失につながってしまうように感じます。

誰でもできる政治参加

政治参加をしようとしたときに選挙のことを入口にしようたって無理ですよ。選挙をして何が起きるのか分からないし、価値を問われても意味不明なまま終わるだけです。

そんな難しいことではなくて、政治参加はもっと簡単なものです。例えば「学校のこの制度気に食わないなぁ」「地域のことで嫌なところがあるなぁ」とか簡単でもっと小さなフィールドのことを考えればいいと思うんです。

いきなり国のことについて話をしようとしても、自分ごとのようには思えないし、ましてや別世界のことだと感じてしまいます。自分の半径数メートルくらいを見渡して気になった問題を調べたり、問題提起をしたりというのが大切です。

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SEALDsの記事を書いたときも、お遊びだと言いましたが彼らも漠然としてふわふわしてしまっていると思います。政治参加というと、国や政府などをイメージしがちですが、もっと小さい身近な問題を考えていくうちに大きなことについても興味が出てくるはずです。

何を考えるのにもそうで、いきなり壮大なことを考えても全くイメージがつかないのが人間です。だとしたら、身近なところで事実確認をしたり考えたりを繰り返せばいいんです。

私だって、選挙権のことを記事にしていますが、最初は興味なかったしどうでも良かったです。でも、学校など小さなところを考えているうちに少しづつ興味が持てるようになりました。

身近な影響力が沢山ある

最初にも書きましたが、考える場が作られていても、それがものすごく異質な空間に感じられてしまいます。レベルの高そうな会議、話が分からなくなりそうな議題、これは一緒に考えられそうにないです。

そもそも、全員がそんなレベルにたどり着けません。

それがもし、おしゃれなファッションをしている人やみんなと同じくらいの学力の人が参加していたり、意見を発言していたら興味を持ちますよね。すごいカリスマギャルが「選挙でウチらに関係あることって何?」とかいうイベントをやったらギャルが一気に集まると思うんですよね。

そういった場を作るのは行政だってお得意ですし、民間でも頑張れる人がたくさんいます。でも、その場をどれだけキャッチーでポップな楽しいものにできるかです。

ギャルを例に出しましたが、自分の立場と身近な人であればあるほど、話があうだろうし信頼できるはずです。つまらそうな顔をしている人と考えたって何も面白くないし、そもそも始まりもしないんです。


18歳選挙 広瀬すずさん動画メッセージ

政治大好き、ボランティア大好きみたいなキラキラした高校生がたまに取材されていたり、総務省広瀬すずさんをポスターにしたりと、やたら推しているようですがそれでは意味がないです。

もっと身近でよくて、ツイッターで人気のある女子高生やツイキャスミックスチャンネルと呼ばれるサービスで影響力を与えている人とイベントをやってみたら、盛り上がるはずです。