#私を構成する9枚 あなたは何を聴いてる?私はヒップホップが好きだ
#私を構成する9枚 は現在ツイッターなどで流行っているハッシュタグなのですが、ふくろくんさん(id:Chachapo)けいろーさん(id:ornith)が紹介されていたので私も紹介したいなと思い、書いてみました。
ツイッターを見ると、十人十色でアニソンからクラシック、ジャズ、ロックさまざまなジャンルが並んでいたのですがさすがにヒップホップは居なさそうでした。
興味ない方も、興味ある方も聴いたことないものばかりだと思うので、是非覗いていってください。
#私を構成する9枚を選んでみた
らっぷびと - RAP BLEND
私がヒップホップに魅了されたきっかけはニコニコ動画で観たラップが最初でした。そんなネットでのラップ”ネットラップ”に大きな影響を与えたらっぷびとのアルバムです。
このアルバムではニコニコ動画で人気の歌い手、作曲家であるhalyosyや、ヒップホップ界隈で人気の高いサイプレス上野やKEN THE 390とコラボなども果たしています。
そのインパクトのあるコラボとネットとヒップホップの融合や、様々な人とのつながりを感じさせる実験的なアルバムはすべての曲が気持ちよく、エンターテインメント性にも富んでいて、聴いていて飽きの来ない作品です。
PSG - David
PUNPEE/S.L.A.C.K./GAPPERの三人組クルーのアルバムで初めて聴いたときは「なんじゃこれ、天才かよ」という感じでした。
独特なフロウ(抑揚)は気持よく聴くことが出来て、なんだか普通でもなくかといって刺さる感じでもない歌詞は独特なグルーブ感を生み出しています。「この人たち何でも出来るなぁ」と感嘆してしまいます。
アルバムの6曲目にある「愛してます」は何度もループして聴いてしまうくらい気持ちよく、iTunesの再生回数はトップレベルです。
神門 - 三日月
ポエトリーリーディングというのを初めて知ったアルバムです。1stアルバム「三日月」は恋愛についての話なのですが、歌詞に込めた正直さや着飾らない思いというのが、すごく伝わりました。
「こんな音楽があるのか」とボーゼンとしながら聴いていた記憶があります。
究極的なところまでいくと、生き方まで問われるような、心救われるものというよりえぐられるような、でもそれが何というか親近感が湧いたりするモノにつながっているような気がして、いつも聴いています。
DJ HAZIME - そして誰もが生み出す
おそらくヒップホップ、クラブシーンをよく知っている人なら知らない人はいないであろう、トップDJであるDJ HAZIMEのミックスCDに収録された楽曲で、そちらを紹介したいが一番最初に聴いたのはシングルだったので、こちらを紹介しておきます。
プロデュースはトラックメイカーとして名を馳せるBACHLOGIC、フューチャーリングでにRhymester & Pushimが参加した豪華ななのです。
「歌うことについて」をテーマにしている楽曲なのですが、世の中をどう生きていこうか、というような歌詞でもありすごく共感を得られる曲です。すごく聴きやすいので、ヒップホップ知らない人にもおススメできます。
DABO,ANARKY & KREVA - I REP
こちらの楽曲も先ほど紹介したDJ HAZIMEのミックスCD(こちらは前作Vol.1)に収録されたものです。同じく、トラックメイカーにはBACHLOGIC、そしてフューチャーリングにはDABO,ANARKY & KREVAと大物が参戦しています。
曲のテーマとしては、ラッパーとしてのヒップホップへ対する熱い思いなのですが、聴いていて感じるのはヒップホップという市場の中でひたすらにやり続けてきて、勝ち上がった面々だから書ける歌詞だなというところです。
多分、そういう熱い思いっていうのは何にでも通じるものだなと思い、気分を高めたいときに聴いています。
Salu - In My Life
これもまた衝撃を受けたアルバムでした。近年のヒップホップシーンでは注目度も高いSaluという人のメジャーデビューアルバムです。
Saluの歌い方はすごく独特でポップスに近いなどという表現をされたりしていますが、ジャンル関係なく聴いていてすごく気持ちがいいし、誰が聴いても衝撃を受けるしファンになってしまうようなアルバムです。
ヒップホップを引きづらずに、キャッチーな印象を与えますが言いたいことを言っていくスタイルはやはりヒップホップだと感じます。タイトルトラック「In My Life」は人生についてを歌っていて、考え方が本当に素晴らしいです。
SHU-THE - シューザイズム
こちらはこれまでとは全く違う感じです。この人は恋愛系の曲がイメージに強いのですが、私もそんな曲にやられて購入したものです。
暖かい曲も、暗い曲も歌えるところが魅力なのですが、総じて感じるところは「人が好きなんだなぁ」というところで、聴いているだけで自分までもが人のことを好きになれるような楽曲ばかりです。
すごくどうでもいい情景や、言動を歌詞にして書くところはリアルさがあったり、人間誰でも持っている儚さみたいなものが体現されていて、共感してしまいます。
ぼくのりりっくのぼうよみ - hollow world
ニコニコ動画で活躍していたネットラッパーである、ぼくのりりっくのぼうよみのメジャーデビュー作品です。独特な世界観とヒップホップという概念にとらわれないメロディアスな歌い方は耳ざわりがすごくいいです。
ヒップホップというと、ストレートに気持ちを伝えていく曲が多いですが、何かに形容させてテーマについて歌っているところが、知的で考えさせられる歌詞です。明確なメッセージだけじゃなくて、聴かせて考えさせるラップいいなと思った作品です。
また、ぼくのりりっくのぼうよみは現役高校生であり、すごく親近感が湧きました。こういう高校生面白いな、という若さの可能性を感じさせられました。
電波少女 - WHO
同じく、ネットラップ界隈で有名なクルー電波少女の2ndアルバムです。ポップスのようなトラックと、キャッチーな歌い方、聴かせることに重要度を置いているようなアルバムです。
リード曲にもなっている「MO feat.NIHA-C」はすごく好きで、誰にでも聴いてもらえるようなメロディー作りがされていて入口になるような曲です。失恋の曲なのですが「君の幸せなんて願えないよ Make some noise」と毒のある歌詞があります。
曲の雰囲気とは全く異なり、こういうことを歌うのってすごく面白いなと感じました。良い意味でこだわりがないというか何でもやるところが好きです。
くぉのひとこと
ヒップホップしかないですね。本当に #私を構成する9枚という感じになりました。やっぱり、こればっかりは人によって違いますね。しかし、その中でもかなり人とは違うものになったのではないかと思います。
ここ最近は、本当にヒップホップしか聴いていなくてこんな感じになりました。もっと素晴らしい名盤がたくさんあるのですが、あくまでも私を構成すると考えたらこれがしっくりくるなと。
もともと、ニコニコ動画でラップを聴いたのがきっかけだったのですが、音楽って本当にめぐり合わせだなと思います。生きていた時代とか触れたものとかで興味関心は全然変わっていきますし、このめぐり合わせも良かったです。
みなさんも良かったら、#私を構成する9枚を教えてください。