エモくてクールでパンクでROCKなボーカロイド曲、VOCAROCK15選
若者向け音楽としてすっかり定着したVOCALOIDですが。VOCAROCKというジャンルはご存知でしょうか。その名の通りROCKです。
今回は幾多もの曲の中から、カラオケ配信しているものに限って(結構マニアックな)ROCKな曲をピックアップしました。
エモくてクールでパンクでF××Kな曲、まとめて15曲紹介します。
VOCALOCK15選一気に紹介!
1.愛迷エレジー
DECO*27 - Aimai elegy feat. Hatsune Miku / 愛迷エレジー feat.初音ミク
DECO*27氏の楽曲。もはや定番とも言えるこの曲、どういうことか大抵の軽音楽部たちはこぞってこの曲を練習します。
というのも、至って基本的なコード進行や変わった技術を使っていないので、とてもやりやすいんですね。
変わり種のものが混じっていないので、とても安定して聴ける楽曲となっています。
2.文学少女インセイン
【オリジナル曲】文学少女インセイン カラスヤサボウ feat_鏡音リン
小説化も為された文学少女シリーズの一曲目。軽快なポップギター調に、様々な文学作品をモチーフにした歌詞は、文学好きにはたまらない気持ちになってきます。
この曲のテーマの一つとして、乙女の『詭弁』というものが存在します。
ユニークかつシニカルなロックを、短い夜の随に、歩き躍りながら偽電気ブランでも啜りつつ、嗜みましょう。
3.不毛!
ぽてんしゃる0氏の五作目。
特徴的な言葉遊びや、言い回し、世界観から中毒的なファンをつける作曲者です。全体的に白黒調のPVやギターリフに、不思議な世界観がくせになります。
「ほんとに全部、ナンセンスだもん」高い語彙から繰り出される歌詞にハイセンスを感じてしまいます。
PVは爆笑必死ですので是非ご覧ください。
4.天樂
知らない人のほうが少ないゆうゆ氏作曲のVOCAROCKの代表曲。荒々しい曲調、叱咤するような歌詞など、いわゆるアガる曲。
暗い気分のときに声を張り上げて歌うだけでカラッと気分も乾いてしまいます。共通点が多く、本人の談からも「極楽鳥-bird of paradise-」の関連曲と思われる。
余談ですが、「樂」という字は旧暦の「楽」という意味です。読みはそのまま「がく」
5.わるつ
有名ボカロP梨本うい氏の処女作。
処女作とは思えない出来の楽曲。どの楽曲を通しても大体涙が出てくる仕様です、この曲も例に漏れてません。名付けるなら、「心を折るロック」です。
この後味どころか口当たりからしての悪さは麻薬的な中毒に陥ってしまいます。のちに再録番が投稿されており、そちらはバンドアレンジの風味になってます。
あと、強く強くヘッドフォン推奨です。
6.断罪アウターレッド
bibuko氏の39作目の楽曲。
このPは都市伝説を元にした作曲を多数行っており、この曲も赤いちゃんちゃんこという逸話を元にしています。
語彙のある歌詞と、破壊感溢れるサビがクールな楽曲です。
7.トロイメライン
Gumi - Traumerei emissions [トロイメライン]
miro氏の三曲目の楽曲。8bit調という比較的珍しいVOCAROCKです。その通りにPVもドットで作られています。
爽やかな曲調、疾走感のあるサビと、全体的にノリのいい感じです。
言葉の選び方がうまく、「もう一度はもう訪れないんだ」と現実を見て這って行くような歌詞には元気づけられるでしょう。
8.Q.No.3
KulfiQ氏の25作目の楽曲。ベースラインとボーカルの聴きやすさに定評のあるPです。
「僕の存在意義はなんですか?」
着飾ってないが気取ってはいる歌詞が、イマドキのロックな感じがします。病んだようなロックがお好きな方はどうぞ。
9.DON☆TEN
亜種LOIDを多用するオワタ氏、今作も亜種であるVY1が使用されています。この楽曲は武田邦彦氏の著書「偽善エコロジー」をモチーフにした、いわゆるdis曲。
エコロジーを題材に、言い辛いことをザクザク突っ込んでいく歌詞はまさにロックです。
中毒性が高く、思わず口ずさむようなメロディーにも注目です。
10.支配分子スケルツォ
マイナスPの12作目の楽曲。全体的にアップテンポで、サビのパンチに一気に飲み込まれ虜になるでしょう。
作者談では、鏡音レンの低音を意識しての調声とのこと。
イラストも相まって、かなりイケレンな仕上がりになっています。
11.DE-Pression
《公式》【鏡音リン】DE-Pression【オリジナルPV】
ぬゆり氏の作曲、一度聴いたらクセになるようなメロディーが特徴です。
曲のタイトル「DE-Pression」は意気消沈や憂鬱といった意味であり、その名の通り全体的にダウナーな雰囲気になっています。
「きらいなことはきらいなままで」という悲痛的な歌詞、伝えたいことを伝える泣けるロックです。
12.「K.L.M」
独特のコード進行の多い村人Pの16作目。かなり良質なギターロックであり、世界観から何から何まで本当に独特な世界観で作られています。
「それから僕は嘘を吐いた 意味はない 理由がない」
退廃するようなメロディから、一気に力強いサビへの流れは圧巻です。
13.真夏の銃声
Re:nG氏の楽曲。VOCALOID、氷山キヨテルの代表的とも言える楽曲であり、かなりバンドっぽい曲です。
「絶望を担保に魂の負債」「欲望を逆手に尊厳の賠償」などなど、曲全体通してちょっとあれな感じの歌詞ですが、これがメロディにのった瞬間とんでもなく化けるんです。
重低な曲調と上記の歌詞はとてもよく合います。世の中全てを皮肉めかしたような、最高にロックな楽曲です。
14.「S」
ゆよゆっぺ氏の楽曲。スクリーモと呼ばれる、エモーショナルでスクリームを中心としたバンドっぽいボカロ曲です。
巡音ルカを使用しており、英語歌詞とシャウトが混ざるので歌唱難易度は相当高いです。
「退屈なら死んだっていいよ」とエモく意味深な雰囲気が漂い、その反面中盤で「F●CK OFF!!」と絶叫するなど、心象がよく現れた、VOCAROCKとしては最高峰レベルの楽曲です。
15.MISTAKE
【初音ミク】 MISTAKE 【オリジナル】 ニコニコ動画GINZA
不純異性交遊Pこと、ナナホシ管弦楽団氏の23作品目。とにかく凄いです、ガチのロックです、なんか興奮します。
全体的にかなりのロック調であり、ヘッドバンキング必死みたいな楽曲を書いています。今作はまさにその通りであり、吐いて捨てるような過激な歌詞と圧倒的ギターテクはどこまでも気分を突き上げます。
気付いたら頭ぶんぶん振りながら中指立てて熱唱しまうでしょう。
まとめ
以上になります。
どの楽曲も種類は違えど、心にぐっとくる熱いROCKな曲を集めました。
どれもカラオケで配信されている楽曲なので、変な達観や気恥ずかしさは捨てて、思い切りシャウトしてみてください。
※これは、友人氏によって書かれた寄稿記事になります。