偏差値ふぉーてぃー

教科書捨ててブログしてる偏差値40台の高校に通う高校生のブログ。

あなたの血となり肉となる! しっかりと作品を味わうための本の読み方。

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本をしっかり味わった、と胸を張っていったことはあるでしょうか。僕も全てを賞味し尽くした、なんてことは口が裂けてもいえません。

それでも、少し意識するだけで、本は何倍にもその輝きを増すのです。

少しのことで、もっとその作品を味わうことが出来るのです。
今回は、僕が読書中に気にかけていることを、いくつか紹介したいと思います。

1.主題をしっかり捉えましょう。

どんな本にも、伝えたいことというのはあります。

小説の世界では、伝えたいことの存在しない、テーマ不在の作品は総じて駄作である。
この考え方が主流になっています。

作者は必ず、何かしら意図して筆を運んでいるのです。

では、有名な童話である浦島太郎を例に挙げてみましょう。この話、パッと思いつくだけで三つの教訓が存在します。
弱い者をいじめず、またそれを見たら助けてあげましょう。

いくら楽しいからといって、羽目を外しすぎないようにしましょう。

人のいいつけはしっかりと守りましょう。

今、瞬間的に考えただけで、これだけのものを見つけました。
このように、大抵の話には何かしら習うべきところが存在するのです。

ただフィクションを食らうだけでなく、その話を通した教訓、教えをしっかり受け取りましょう。

2.頭の中で映像化しましょう

小説を、ただ文章の羅列というだけで消化していないでしょうか。
それは大変危険な、由々しき事態です。

小説や本は、いうなればとてつもなく壮大な例え話をされているのに等しいです。
全ての作品は、必ず枕詞にもしも、という言葉が付属するもの。

現実でも他人と会話をするとき、もしもの話をされたらそれを頭の中で思い浮かべますよね。

なぜ無意識にそれをするか、それはそちらの方が圧倒的に理解度が高まるからです。

読書も全く同じです、一文一文を丁寧に頭に中で映像化した方が、確実に理解度は高まります。

しかし、実際にそれをしようとすると案外難しいもの。

ですので、はじめのうちは気に入った箇所を映像化するだけで結構です。
そのうち、慣れてくれば自然に想像しながら本を読めるようになるでしょう。

3.自己投影しましょう

本はあくまで妄想、想像、空想です。
ただの悲しい夢物語……現実よりずっと奇なり、こうならいいな、という願望です。

綴られた物語たちは、全て真っ赤な嘘、それくらい小学生だって理解しているでしょう。残念ながら、どこまでいってもフィクションの域から出ることはないのです。

しかし、そんなことはいわれなくても分かっています。

「いい話だけど、所詮はフィクションだよねぇ」とか、ドヤ顔でいう人がもしいらっしゃった場合。

あなたは本読みに向いていません、今すぐブラウザバックして古本屋に書籍を担ぎ込んで下さい。

そんなひねくれた見方をしていて、面白いものなんてありましょうか。

むしろ、小説は主人公……その物語の中心になりきるつもりで読んだ方がいいのです。

こんな経験を、もし自分がしていたら! という空想をしながら、子供のような心で読むことはとても重要です。

本とは、どんな欲望も叶えてくれる至高の嗜好品なのです。

4、ストーリーだけでなく、文章にも目を向けましょう。

日本語というものは、無限の可能性を秘めています。
英語などには到底不可能な、複雑かつ多種多様な用途が存在しているのです。

そして、文章とはその可能性から作られた結晶なのです。
本は大まかな、ストーリーだけを味わって終えられがちですが、もっと細かな、センテンスにも目を向けてみてください。

ここで、また例を一つ出してみましょう。

蹴りたい背中 綿矢りさ作 より引用

「醤油を瓶ごと頭にこぼしてしまったかのような重く黒く長すぎる前髪」

 

……どうでしょう、正直僕はこの一文が大好きです。
少し皮肉が利いていながらも、その情景が目に浮かぶようです。

まあ、僕の高ぶりに対する理解はあまり求めていませんが。

このように、文章一つとっても素晴らしい表現力を持ったものも多数存在するのです。

これらを切り捨て、大雑把にフローだけで満足するのは大変もったいないです。
ソフトクリームのアイスの部分だけを食べ、コーンを捨てるのと同じくらいもったいないです。

是非、一文一文に目を光らせ、作者の考え抜かれた技巧に酔いしれてみて下さい。

5.読み返しましょう

これは、もはやいうまでもないことです。
タイミングはいつでもいいのです。

もう内容なんてすっかりきっかり忘れてしまった何年もあと。
はたまた、読み終えた瞬間、オチまで理解しきってしまっている時。

いつでも結構です。

本は何度読んでも、その度に新たな発見が生まれます。

良い作品は、何度読もうが傑作なのです。

食べ物を口にした時、一口目が美味しかった。
必然二口目も美味しい、三口目も美味しいですよね。

それと一緒です、噛めば噛むほど、本たちも味が出てくるのです。
気が向いたらでいいので、もう一度過去の作品に目を向けてみて下さい。

あとがき

いかがでしたでしょうか。

正直、これら全てをすぐに実行するのは難しいでしょう。
僕も初めは読書が苦でもありました。

しかし、全ては経験がものをいうのです。
なんでもこなしていれば、そのうち慣れは来ます。

この記事で、豊かな読書が出来たなら幸いです。

quoqlish.hatenablog.jp

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