君に恋して変われた
そういう時もあると思う。
中学生の頃、女の子とまるで関わってきませんでした。そんな中学生の3年になったクラスで初めて出会いました。いつもつるんでいる、友人の輪に入っていました。
初めて会話をしたのはその時でした。それが中学時代唯一の女の子の友達でした。
少しおどけていて、でも根はちゃんとしてて僕の一眼レフの前でいつもピースをしてくれる子で、でも少し弱くて不思議な女の子。
なぜ、好きになったのか分からないし、正確にはそんなことを意識したこともない。
残念なことに僕はとんでもなくわがままな人間です。
ただ、こんだけわがままな人間がわがままに付き合わされ、わがままを素直に受け取ろうとしたことはありませんでした。自分は今まで、自分の幸せのために忠実に働いてきたわけで、外的要因によって心を突き動かされることはなかったのです。
気づかぬ間に惚れていたんですよ。
でも、フラれたんです。
どんなに僕があなたに心を突き動かされても、あなたは僕に心を突き動かされない事実に僕は気づきました。僕が関わってきた時間というのはあなたにとって本当にごくわずかでしかないわけです。
だけども、僕はそのわずかな時間を確実に明確に記憶しています。
教室の隣の席でよく喋っていたことも。調子が悪くなって介抱したときも。相談に乗ったことも。わがままを僕に言い放ったことも。全てよく覚えています。
Facebookで知り合いの方には
それを繰り返してこそかっこいい男になれる きっと良い出会いがいつかは来るよなんてことを言われました。本当にその通りだと思います。次へ進まないといけないことも、いつかいい出会いがあることも僕はわかっています。 けれども、僕の人間性を変えた一人の人間として確実に存在しています。だから、本当に感謝しています。 最後に一言だけ言っておきたい。 ありがとう。僕も頑張るからあなたも頑張って欲しい。それと、また語ろうな。 平成27年5月31日 wrote by Kazuki Kazama.