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偏差値ふぉーてぃー

教科書捨ててブログしてる偏差値40台の高校に通う高校生のブログ。

収益やPVにこだわらなくてもいい『ブログを10年続けて、僕が考えたこと』

書評
ブログを10年続けて、僕が考えたこと

ブログを10年続けて、僕が考えたこと

 

ブログ関連本をAmazonなどで調べたりすると、「ブログで儲ける」などといったニュアンスの本がたくさんあります。

それはそれで、別に構わないのですが、そういうものではなくてもっと愛のあるブログの本を読んでみたくなったのです。

これまでのブログ本とは違う切り口

今や、ここ最近はブロガーが本を出すことも当たり前になっています。

ブロガーが書いた本は今や無数に存在しますが、染谷 昌利さんの「ブログ飯」など、いわゆるブログをからマネタイズをしていくことを中心に書かれた本です。

そういった書籍が多い中、『R-Style』というブログを運営する、倉下忠憲さん自身がブログをやり続けてきたからこそ見えたブログの本質や意識してきたことが書かれています。ブログに対する熱心な気持ちと落ち着きが交差する、少し異質なブログ本かもしれません。

けれども、初心者から上級者まで「そうだよな」と納得してしまう考えやブログを書くためのヒントがたくさん書かれています。それは強制するようなものでもないのに、どこかグッと来てしまいます。

PV至上主義を意識しない読まれ方

この本のはじまりは、はてなブックマークを大量に獲得すべく試行錯誤して記事を書き、最終的には1000はてブ越えを達することになったものの、何のためにこの記事を書いたのか疑問が湧いたというエピソードです。

この出来事があって、PV至上主義を意識するのではなく、その記事に関心を持った人が居て、それがどのように読まれたのかを意識するようになったと書かれています。

どれだけ読まれたかよりも、誰に、どのように読まれたか、ということの方に私の関心は向いています。

ブログというのはマスを対象にしたメディア的なものを作るにしても、オタク向けでひたすらニッチな記事を更新するにしても、とにかく続けるほかないのです。そうすることでしか、本著の中に書かれているような人と人を結び付けたり、価値を見出されたりすることはないのです。

稼げるものとして認知されればされるほど、過剰な批判などが度々目立つようになったりと、ブログ界隈は、どれだけ読まれたかという指標で自分という存在をネット上で押し付けようとしているのかもしれません。

そう考えてみると、不健全な状態だと感じますね。

人気者にこだわらなくてもいい

もう一度書きますが、ブログは人気がなくても続けていける希少なメディアなのです。

そう考えると、ものすごく気が楽になります。ここ最近は自分もブログの更新も減って昔よりアクセスがなくなったことに、ゲッソリした覚えがあります。しかし、そんなことは大した問題ではないのです。

著者の考えるブロガーというのは、なんだか作家に近いものがあるのかもしれません。

また、人気者を目指すブログ、あるいはさほど目立たないけど作家のようなブログ、様々な方向へ行けることを再提示している一文でもあります。

それなのに、どんどんアイデンティティを捨て、茨の道を突き進もうとする人も数多くいます。問題はないのですが、少し立ち止まって自分がどうあるべきか考えてみても良さそうです。

まとめ

もし2015年からR-styleをスタートしていたら、きっと誰からも発見されないまま終わってしまうのではないか。そんなことをわりと真剣に感じています。

少し失礼ですが、これには納得してしまいます。

というのも、本書はこのことを説明してきたように思えるのです。最初に書いた通りマネタイズとは違った軸で書かれている本が稀有なのだから、マネタイズ関連の本はより多く存在している─それどころか今後加速度的に増える可能性もあるのです。

現在、ブログの世界は激戦区なのです。

だからこそ、ブログでもたらせる変化はというのは「成功者」というイメージ一つなのではなく、自分の蓄積をブログで消化することによって変化していくのだと説明しています。

もしかしたら、僕らは過剰な期待をブログにぶつけていたのかもしれません。

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