大量の本を自炊して分かった、本を裁断するときに気を付けたいこと
数日前に本棚にあった大量の書籍を裁断してスキャンしたので、裁断する際に意識したことをまとめてみました。
本を裁断するときは余分に
基本的に多くの本は糊付けされて製本されているため、背表紙ギリギリで裁断するとノリが残ってしまい、剥がしにくくなります。ですので、まず最初に裁断機の目安より余計に切ることを意識しましょう。
また、裁断するもののの種類によって気を付けた方がいいことがあります。
週刊誌
ページ量が少ない週刊誌(昔は週刊アスキーをよく読んでいた)は、見えるところにホチキス留めがされているので、これを取ってから裁断します。
しかし、これはなかなか取るのが難しいので以下のような専用の器具を用意することが望ましいです。私も下記の商品を使っていますが、作業効率が格段に上がるので、まだ持っていない方は購入をおススメします。
分厚い教科書
外からは見えないのですが、ホッチキスで紙を留めてあるので裁断時には少し余計に切っておかないと裁断機の歯がおかしくなってしまいます。
また、切れないこともないがものすごく切るのに労力を使う上、あとから本に挟まったホッチキスを取るはめになるので気を付けておきましょう。
漫画
多くの漫画は、週刊誌にせよ単行本にせよペラペラで紙質も良いものではない。製本するためのノリが良く馴染んでしまっています。
そのため、綺麗に裁断するとノリがくっついたままになってしまい、再度手で剥がしたりししなければなりません。
唯一ノリがはがれやすいのは、比較的厚めで1000円以上の単行本などに使われている紙です。
スキャナのガラス面をチェック
雑誌だけをスキャンしていたら起こらないことなのですが、小説や漫画をスキャンしているとスキャナの内部に読み取るためのガラスがノリで汚れてしまうのです。
何が起こるかというと、ノリがスキャンの邪魔をして縦に線が入るようになってしまいます。
まとめてスキャンをしていると、作業的になってついつい忘れてしまうのですが、時々電源を切ってスキャナのガラスをチェックしましょう。
ノリをふき取る際は、アルコールと眼鏡拭きなどを用意して綺麗にしましょう。PFUなどは下記のような商品を販売しているので、心配な方はこちらをご利用することをお勧めします。
低価格で済ませたい方はレンズクリーニングティッシュなどを使いましょう。推奨されているわけではありませんが、圧倒的なコストパフォーマンスです。
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カッターマットの必要性
本の表紙の不要な部分をカットするときに使用します。いらない雑誌などで代用すれば、済むことなのですが、雑誌の方も切れてしまってかなり面倒です。
ですので、カッターマットがあったほうが効率化できます。
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まとめ
このことを意識するだけで作業効率化につながります。特に、裁断がうまくできないと結局手でばらしていくことになるので気を付けましょう。
また、裁断機の刃がダメになってしまったり、スキャナの不良でうまく読み取れないことがあったりしますので、そういったときはサポートに問い合わせるのが一番です。
刃は自分で交換できませんし、スキャナもゴミが入ると、センサーの異常を起こしたりすることもありますので。