KADOKAWAとはてな共同で開発、新・小説投稿サイト「カクヨム」は期待できる
みなさんこんにちは。最近、真面目に勉強し過ぎて頭が冴えている、くぉ(@QuoQlish)です。
さて、2月29日にKADOKAWAとはてなが共同で開発した新・小説投稿サイト「カクヨム」がオープンしました。そんなニュースを聞いた私はビックリしましたが、これはなかなか面白くなる予感がしています。
そんな「カクヨム」に期待することを書いておきます。
カクヨムでできる、3つのこと
以下、公式サイトの文を引用させていただきます。
自由に物語を書ける、読める、そして多様な小説が評価される場所を作ります。
- 誰でも思いのまま小説が書けます。
- いつでも好きな時間・場所で小説が読めます。
- あなたの「面白い」を伝えられます。
これまでの小説投稿
これまでに小説投稿サイトがなかったというわけではなく、小説や文章が投稿できるサービスはいくつかあります。「小説家になろう」「pixiv」「note」などのサービスがありましたが、どれも使ってみた印象が微妙でしょうがないのです。
「小説家になろう」においては、サイトのレコメンドシステムがしょぼく、傾向として結局同じようなものが表示されてしまいがちでした。「pixiv」においては、小説を書くことがメイン機能ではないため、書いてもほとんどが埋もれていってしまっている状況です。
「note」も小説を書くためのサイトではないのですが、純粋にコンテンツを生み出せる雰囲気ではなくなってしまいました。これまで書いた記事で何度も指摘している通り、どうもお金臭くなってしまったのです。
カクヨムに募る期待
最も期待できるのは書くことに対する姿勢を崩さず、同じスタンスでやっていけると感じます。これまでのサイトは「そもそも見られない」「お金臭くなった」ということで、書くという純粋さにこだわることが難しくなっていました。
しかし、これまでのサイトとは違いレコメンドシステムやサイトでの小説の表示方法がすごく良いなと感じています。
これは公式サイトのピックアップページですが、左に作品と右にコメントが表示されています。従来ではこのような表示方法がなく、その作品をクリックするまでの流れを作ることができていませんでした。
このようにコメントを表示することで、その作品への興味を惹き立てたり読む動機につながったりする場合もあります。
まるで「ニコニコ動画」を彷彿とさせるというか、読む側が完全に受け手になってしまうのではなくコメントを書くことで作品を盛り上げるというのは、Webならではの即時性があるからこそです。
「小説家になろう」などでは、このような表示がなかったのでタイトル勝負で、異世界ファンタジーとか偏ったジャンルが売れるような構造になっていました。
そういった意味では、サイトトップのジャンル分けも非常に良いアイデアです。Webに書かれる小説は人気を意識するあまりに、同じようなジャンルになりがちですがそれを避けるためにカテゴリごとにピックアップ作品を紹介しています。
こうすることで、これまでなかなか小説を公開しようと思えなかった人まで公開するということもあるかもしれません。私が期待しているのも、そういったところがあるからです。
くぉくんのまとめ
それゆえ、サイトのデザイン含めキャッチーに作られておりユーザーが増えるのも時間の問題です。サービス自体は至ってシンプルですが、これがどのように化けるのかが今後非常に楽しみです。